ブラックコホシュは、北アメリカ原に自生するキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草で、黒い茎にギザギザの葉っぱをつけ、夏になると乳白色の花をつけます。インディアンによって古くから飲まれていて、１９世紀になってヨーロッパへ広まりました。
更年期障害に伴う諸症状や月経不順を改善するハーブとして知られています。

テルペン類は、ほとんどの植物に存在する不飽和炭化水素化合物。
森林浴に行くと、「森の香り」がしてとってもリラックスできますよね。あの香りの成分の一つだと思ってください。
このシミフシギンは「天然のエストロゲン」と言われていて、体内での生体反応を経てエストロゲンと同じ働きをします。

「トリテルペン配糖体」で聞いたことある方もいるかと思いますが、トリテルペンは食物繊維のひとつで小腸から吸収されずにそのまま排出されるため、砂糖のように体内に蓄積されたり脂肪になったりする心配がない糖のことで、羅漢果に含まれることで有名です。

大豆に含まれていることで有名な植物性エストロゲンで、女性ホルモン（エストロゲン）の分泌を促進する効果があるといわれています。

鎮静・鎮痛作用が生理痛に効果があるとされています。
バストアップには効果はなさそうですが、ホルモンバランスが崩れているために生理痛を起こしがちな方にはウレシイ成分です。

植物の樹皮、葉、果実、根などに含まれる成分で、渋み成分です。しゅうれん作用が主な薬効で、たん白質と結合して被膜を作り、粘液の分泌を抑えて、消炎・止瀉作用を持つため、胃腸薬などに使われたりします。
他には、新陳代謝を活発にし、また抗酸化物質としても知られています。

ブラックコホシュにエストロゲン様の成分が含まれているとする研究がある一方で、最近の研究でエストロゲン様の成分は存在しないという結果も出ていて、そのメカニズムはまだ明らかにされていません。

メカニズムは分かっていないですが、臨床試験によって更年期障害と卵巣機能不全に効果があると実証されています。女性ホルモンのエストロゲンの分泌が悪いために、生理不順、無月経になってしまう病気に対しては、ブラックコホシュは、女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをすることが分かっています．

特にこれといった副作用はありませんが、まれにむかつき・頭痛が起こる場合があります。そういう症状が出る方は残念ですが使用は控えたほうが良いでしょう。